完成したショートムービーのワンシーン。屋外で利用者さん2人が並んで演技している場面
完成した第1弾ショートムービーのワンシーン。出演も利用者さんが担当しました。

第1弾ショートムービーが完成しました

PONOでは、動画編集や音楽制作、デザイン、写真撮影などのクリエイティブな作業に取り組んでいます。その中で新しく始めたのが、ショートムービーの制作です。台本づくりから演技、撮影、編集まで、一本の映像をチームで作り上げていく作業に挑戦しました。

このたび、その第1弾が無事に完成しました。今回のショートムービーは、利用者さんが主演から撮影、編集まですべてを担当して制作したものです。完成した作品は、PONOのインスタグラム(@pono.hakodate)で公開しています。

ショートムービーのワンシーン。建物の前で利用者さん同士が向き合って会話する場面
出演する利用者さん同士の掛け合いも、本番に向けて何度も確認しながら撮影しました。

主演から撮影、編集まで。利用者さんがすべて手がけました

今回のショートムービーは、出演する人、カメラを回す人、編集を担当する人と、利用者さんがそれぞれの役割を分担して作り上げました。誰かひとりが進めるのではなく、お互いに声をかけ合いながら、一つの作品に向かって手を動かしていく。映像制作ならではの、チームで取り組む作業になりました。

撮影の現場では、立ち位置やセリフのタイミング、カメラの角度などを、その場で相談しながら決めていきます。「ここはもう一回撮ろう」「この向きの方がよさそう」と、出演する側と撮る側がやり取りを重ねる場面も多くありました。撮影が終わったあとは、編集の作業です。たくさん撮った映像の中から使う場面を選び、つなぎ方や見せ方を考えながら、一本のショートムービーにまとめていきました。

この作業のねらい:チームワークと、撮影・編集のスキルアップ

ショートムービー制作という作業には、いくつかのねらいがあります。ひとつは、チームワークを意識する経験を積むことです。映像は一人では完成しません。役割を分担し、相手の動きや考えに合わせて自分の作業を進める。その積み重ねが、自然とチームで働く感覚につながっていきます。

もうひとつは、撮影や編集のスキルを伸ばすことです。カメラの扱い方、構図の決め方、編集ソフトでの場面のつなぎ方など、作品づくりを通して身につく技術はたくさんあります。PONOではこうした作業を、一般就労につながる訓練のひとつとして位置づけています。「作って終わり」ではなく、作る過程で一人ひとりが少しずつできることを増やしていく。それがこの作業の大切な目的です。

カメラを構えて撮影する利用者さんと、撮影を見守る出演者たち。ショート動画制作の撮影風景
撮影風景。カメラを回す人、出演する人が入れ替わりながら、ショート動画の制作を進めました。

撮影に関わらなかった利用者さんにも、いい刺激に

今回のショートムービー制作は、直接撮影に関わった利用者さんだけのものではありませんでした。完成した作品を見て「自分もやってみたい」と感じたり、制作の様子を見て「次はこんな場面を撮ったらどうだろう」と話したり。撮影に関わらなかった利用者さんにとっても、よい刺激や、ふだんあまり話さない人とコミュニケーションを取るきっかけになっていました。

一つの作品ができあがることで、事業所全体に話題が生まれ、会話が広がる。完成した映像そのものだけでなく、こうした周りへの広がりも含めて、とてもいい作業になったと感じています。次の作品に向けて、出てみたい人、撮ってみたい人、編集をやってみたい人も増えてきています。

映像制作は、PONOのクリエイティブ作業の延長線上に

PONOでは以前から、動画編集やカメラ撮影、写真専用アカウント「PONO写真館」など、映像や写真に関わる作業に取り組んできました。今回のショートムービー制作は、そうした日々の作業の延長線上にある取り組みです。撮影で培ったカメラの感覚、編集で身につけた技術が、一本の作品としてかたちになりました。

B型事業所の作業というと、軽作業や内職をイメージされる方も多いかもしれません。PONOではそこに、撮る・つくる・発信するといったクリエイティブな作業を組み合わせています。自分のペースで取り組みながら、できることを少しずつ増やしていける環境です。

AWANA GROUPの映像体制に支えられています

PONOの映像作業は、PONOが属するAWANA GROUPの制作体制に支えられています。グループでは、登録者数20万人を超えるYouTubeチャンネルを運営するディレクターが映像制作を監修しており、企画から撮影、編集、BGM制作までを一貫して手がけてきた実績があります。利用者さんが取り組むショートムービー制作も、こうした体制のもとで、安心して撮影や編集に挑戦できるように進めています。

制作には、撮影用のカメラや編集ソフトといった道具も使います。カメラは屋外のシーンや人物の表情をきれいに収めるために、編集ソフトは撮った素材をつなぎ、テロップや音を整えて一本の作品に仕上げるために使います。こうした道具の扱い方そのものも、回数を重ねるなかで少しずつ身についていく大切なスキルです。最初は難しく感じる操作も、一本を完成までやり切る経験を通して、確かな手応えに変わっていきます。

映像づくりで身につく力は、SNS用の短い動画や、店舗・商品の紹介、イベントの記録など、実際の仕事の場面でも幅広く活かせます。PONOでは「楽しい」と感じられる作業を入り口にしながら、その先にある一般就労につながるスキルを少しずつ積み上げていけるよう取り組んでいます。

公開はインスタグラムで。発信まで含めて一つの作業

完成したショートムービーは、PONOのインスタグラム(@pono.hakodate)で公開しています。映像制作の作業は、撮って編集して終わりではありません。作った作品を多くの人に届けるところまでが、ひとつのまとまった作業です。自分たちが手がけた映像が公開され、誰かに見てもらえる。その手応えは、次の作品づくりへの大きな励みになります。

インスタグラムでの発信は、PONOの活動を知っていただくきっかけにもなっています。文章や写真だけでは伝わりにくい事業所の雰囲気や、利用者さんが取り組んでいる作業の様子を、映像なら生き生きと届けることができます。見学を検討されている方にも、PONOでどんなことができるのかをイメージしていただける一本になっていれば嬉しいです。

これからも作品づくりを続けていきます

第1弾の完成は、PONOのショートムービー制作にとって最初の一歩です。今回の経験をいかして、これからも利用者さんと一緒に、新しい作品づくりを続けていきたいと考えています。撮影や編集に挑戦してみたい方、映像づくりに興味がある方にとっても、ぴったりの作業です。

完成したショートムービーは、PONOのインスタグラムで公開しています。利用者さんが力を合わせて作り上げた第1弾を、ぜひご覧ください。

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